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園からのお知らせ

ヘルパンギーナ・手足口病が流行2011.07.15

 ヘルパンギーナの7月4日~10日の熊本県での報告数は388人(前週241人)と増加しています。地区別では熊本、菊池、八代、水俣、荒尾・玉名、宇城、天草が警報レベルとなっています。また、手足口病も報告数は1567人(前週1268人)と増加を続けています。地域別では熊本、山鹿、菊池、八代、水俣、人吉、天草、宇城、荒尾・玉名と県内の多くが警報レベルとなっています。齢別では1歳の488人を最多に、幅広い年齢層からの報告されています。 

〈ヘルパンギーナ〉

 ヘルパンギーナは手足口病と並んで夏季を中心に乳幼児の間で流行するエンテロウイルス感染症の代表となっています。症状は、2~4 日の潜伏期の後、突然の発熱に続き、のどに小さな水疱が出現します。発熱は2 ~4日間程度で下がる場合がほとんどといわれています。発熱時に熱性けいれんを伴うことがあり、のどの水疱の痛みのために、食事や哺乳ができなくなることもあり脱水症状などを起こすことがありますが、ほとんどの場合、重症化せずに回復するそうです。まれに無菌性髄膜炎の合併症を起こすことがあるので、頭痛や嘔吐などの症状がみられる場合は注意が必要です。

〈手足口病〉

 例年、夏場にかけて増加する疾患です。幼児を中心に流行するウイルス性の感染症で、口の中および手足などに見られる水疱性の発疹が特徴です。大部分は発疹と軽度の発熱などの軽い症状で経過するが、まれに髄膜炎など重症化する場合があります。頭痛・嘔吐を伴う、高熱を伴う、発熱が2日以上続く、などの場合は早めに医療機関に受診を。患者のくしゃみなどからのしぶき、水疱の中身、患者の便にウイルスが存在します。回復しても数週間は、便中にウイルスが排泄されますので、排便後などの手洗いの徹底が、予防に有効です。

いずれも悪化すると髄膜炎など重症化することもありますので、症状が出たときなどはやめの受診をお願いします。

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